個人飲食店の経営で、自店での料理撮影と、メニューブックやポスター作成をしてらっしゃるお店は少なくありません。
料理写真の撮影や、POPのデザインにはそれなりに経費がかかりますから、やむ終えず自店で撮影するか、写真の上手いお友達に依頼される方もいらっしゃいます。
メニューブックに美味しそうな料理が沢山並んでいれば、食べ終わった後に「次来た時はこれを食べよう」「これはいつか食べてみたい」といった宣伝になります。
逆に文字だけのメニューや、それが名前だけではどんな料理なのか分からない様な料理は、お客さんを不安にさせてしまったり、恥をかかせてしまいます。
インバウンド効果で、都心部や観光地の飲食店においては、海外のお客様が来店されることもしばしば。
そんな時、写真と価格が分かりやすく並んでいると、例え文字が読めないお客様だとしても何とか伝わります。それも料理写真の良いところです。
こまごまとした撮影の説明は、今後ホームページ内でのブログや別に持っているアメブロ内にアップしていきますが、自店での撮影で絶対にやっていただきたいことの一つとして、今回は撮影データの記録をjpegではなくrawで保存すること。を挙げたいと思います。最近のデジタルカメラだと、ほとんどのカメラで出来る設定です。
ざっくり説明すると、rawデータの
メリットとしては、後で編集する時に画質を綺麗に保ったまま編集できること。
デメリットとしては、データサイズが大きいのでjpegで撮影するよりもSDカードの容量がいっぱいになるのが早いということ。rawデータを読み込めるソフトをパソコン内に入れておかないと写真をモニターに表示できないということです。(無料のものもあります)
データサイズの小さいものは販売促進物として扱いにくいですし、編集で少しでも写真の印象を良くしたり、インパクトを残せるチャンスを逃してしまうので、是非rawデータで撮影してください。
ある程度美味しそうに見える写真は、メニューブックなどに載せる価値がありますが(もちろんヨダレが出るほどの写真が一番ですが)、美味しくなさそうな料理写真を載せるくらいなら、載せないほうがマシです。
メニュー・お品書きはある意味「お店の顔」ですから、出来るだけ分かりやすく実際に沿った内容の写真を取り扱いましょう。
僕は今まで、AdobeのLightroom一筋で編集作業をこなしてきましたが、この度Photoshopも導入しました。今まで使ってなかったの?とツッコミをいただければと思います。
確かに編集・加工をする分にはLightroomに比べ特化しています。
整理などはLightroomの方が圧倒的にしやすいんですが。。。今まで使えなかった技術が備え付けてあるので楽しいです。
とはいえ僕ら写真家は、写真家と名乗る以上レタッチャーではありませんから。
現場で出来ることはやってしまいたいのが本音です。
ライティングやコーディネート、立体感を出し質感を捉える努力を。と自分に言い聞かせて撮影に取り組んでいます。
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