おもてなしの心

昔話ですが、

僕はとある老舗人気旅館で働いた事があって、そこの女将がこんな話をしてくれました。


 お客様がお帰りの際は「ありがとうございましたー!」ではいけません。
それではお客様を追い払っているようなものです。

語尾を伸ばして追い払わない。

「ありがとうございました。」と、くくった後に「またお越しくださいませ。」や「お気をつけてお帰りくださいませ。」など、親しみの想いを込めて付け添えること。

たったそれだけで、お客様は気持ちよくお帰りになるものです。


すごく簡単なことですが、とても重要なことだと思いました。
ひとつの言葉。ひとつの動作に想いを込めるのが接客業。


日常の中でも、
帰ってきたら、ただいまの声。
何か渡すときには目を見て渡す。
ごみはゴミ箱に。


小学生が習うような当たり前の習慣。

簡単だけどとても大切な習慣で、日々の些細な場面場面で想いを込めるからこそ、心の豊かさが耕されるんだと感じました。


なんだか毎日同じ料理を作っていて面白くないな。とか
毎日同じようなお客様しかこないじゃないか。とか

そうボヤくのは、もしかしたら些細な繰り返しの作業。

目の前の一つや、一人を大事にできていないからかもしれません。


毎日食べに来てくれるあのお客様のために、昨日よりも美味いと言ってもらおう。昨日と同じように美味いと思ってもらおう。


初めて見るお客様だけど、うちの料理と最高のもてなしで気持ち良く帰ってもらおう。

料理や接客は、ただ提供すればいいものではありませんよね。

普通に働いてると、毎日が普通に終わってしまうものです。

あと一歩の想いやり。それを持って日々サービスを提供しましょう。

ギブアンドテイク。与えることで満たされる何かがきっと返ってきますよ(^^)

今日も最高の一日に。


料理写真家  岡本 光城

料理写真家の出張撮影 | 岡本 光城

兵庫・大阪・京都(関西)を中心に、料理写真の出張撮影を承ります。 料理写真が必要なお客様に向け、高品質かつ低価格での撮影サービスを展開。ご好評いただいてます。 メニューブック、広告、ホームページ作成etc、料理写真が必要な飲食店様など、お気軽にお問い合わせください。 元繁盛店経営(飲食業)の経験から、ブログにてお役立ち情報も公開中!

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